❁PETRI FA-1フィルムカメラと廃業したカメラ屋さん❁
ものすごく綺麗な状態で彼の亡くなったおじさんから譲り受けたPETRI(ペトリ)のフィルムカメラ。FA-1はペトリ最後の機種でブリーチマウントレンズが搭載されています。交換レンズはどこにも売ってなさそう。
重量はありますがホールド感と撮影時の安定感は好きです。
シャッター速度はこのダイヤルで設定します。晴れの屋外では250、曇りだと大体125って覚えておくといいよと廃業しているのにカメラ屋の看板を掲げているおじいちゃん店主に教えてもらいました。
MとAと聞くとマニュアルとオート!!と思いがちですがFA-1ではそういう意味ではありません。Mに合わせて絞りを16にしてファインダーを覗くと暗くなります。基本的にAにしてシャッター速度と絞りを調節して撮ります。要は、オート機能がないマニュアル式フィルムカメラという事です。
フィルムはフジカラーのスペリアエクストラ400を入れて日中試しに色々撮ってみました。カメラの状態は良好とは言え、実際何十年も前のカメラなので本当に写っているのか心配だったのでとりあえず1本現像してもらもうと入ったのが実は廃業していたカメラ店でした。フィルムの横にアルミホイルがありますがこれはハダカです。ハダカとは本来巻いて筒に戻すべきフィルムが何らかのトラブルで切れてしまい戻せなくなり、暗室で手で巻き戻したフィルムを光を遮断するアルミホイル内に入れた「生の状態のフィルム」です。
私の場合、24枚撮りきったのに勘違いしてまたフィルムを無理矢理巻いて更に撮影してしまった事が原因でフィルムが中で切れてしまったようです。おじいちゃん店主は暗室に、奥さんはアルミホイルを借りに隣の魚屋さんへ走って行ったので私は店内を色々見て待っている事にしました。
二眼レフなどかなりのコレクション!!古いライカもありました。
MINOLTAとか懐かしいーー!!
ポラロイドもありました。おじいちゃん店主のコレクションの数はヤバイ!!しかも手入れが行き届いているので今でも全部使えるとの事。
暗室から出てきたおじいちゃん店主はアルミホイルを私に手渡しながら現像してくれるカメラ屋はもう地元にほとんどないはずと言っていました。カメラのキタムラも撤退してしまったし…( ̄∇ ̄)唯一ここなら?!という場所を教えてもらい、最後に何か分からない事あったらいつでもおいで〜!と言われました♪
シャッター街だらけでさびれた町だけれど地元ならではの温かさを感じました。そして今日は自宅から車で10分も行けば雰囲気の良さそうな喫茶店が密集している場所も見つけました。この町で生まれこの町で育ったのに気付くの遅すぎたーー!でも、嬉しい発見には違いないので行きつけになりそうな喫茶店を探してみようかなぁと思いました!もちろんその時はペトリのフィルムカメラも一緒に…(^-^)
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