❁こぼれ落ちる活字❁

朝7:00から1時間半列車の中で読書、会社に着いて18:00まで文章構成を考えたりパソコンに文字を入力したりする。帰りは列車の待ち時間も入れると約2時間の読書…。
そんなのが休日以外毎日続く。
今日帰りの列車を降りて、約5分ほどの距離がある駐車場までの道を歩いている時に、体の上下運動とは違う方向に脳が動きフワッとした感覚になった。歩くという事は一応は全身を使っているわけで手足こそバラバラに動くけれどそれ以外の部分はある程度歩みに沿って上下、時には左右に揺れる。
それは頭も同じ事で頭の中に入っている脳みそやら何やらも動きに合わせてついてくるはずだ。鉄棒に足を掛け頭を下にしていると血が下に落ちてくるように。

一瞬スローモーションになったのかと思った。頭の動き自体は上下なのにその中身は下から上へと真逆に動いている。目眩かなと思いそのまま歩き続けていると再度同じ現象が起きた。しかも今度は右のこめかみより少し上のあたりに穴があいた感覚になり、そこから平仮名や漢字、句読点までがホロホロとこぼれ落ちていく。それは約5秒くらい続きピタリと止まった。

心では今まで読んだ本の内容や自分で書いた文章が失われていく恐怖でいっぱいなのになぜだか口角が上がっている。すごくすごく不思議な体験をしている事に自覚があるのか、起こっている事を客観視して面白がっているのか…自分の事なのによく分からない。とにかくあらゆる活字たちが私の頭の中から音も立てずにこぼれ落ちていった。

これは疲れ?寝不足?読書のし過ぎ?パソコンの画面を長時間眺めているから??
少しの間、読書をやめようかとも考えたけれどあともう少しで読み終わる本がある。それを読み終えたら少し休憩するとしよう。

Love Me

自分を愛したい、大切にしたい。それが周りの大切な人達を幸せにする一歩になる。趣味の写真やペット達の事、色々なゲームのレビュー・プレイ日記、時事ネタ、心の中の事を綴っていきます。

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